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インドのトイレ事情…汚いっていう噂は本当なの?"スワッチ・バーラト"の効果を振り返る!

コロナウイルスも少し落ち着き、国内外への旅行を楽しむ人も増えてきましたよね!

 

さっそくですが、みなさんはインドを訪れたことはありますか?

インドのイメージって、どんなものがありますか?

 

世界遺産がある

・カレーが美味しい

・暑そう

・貧困

などなど、思い浮かぶものはたくさんあると思いますが、、

 

今回はインドの「トイレ事情」にフォーカスしていきます!



海外旅行に行くと、

日本のトイレのきれいさを改めて実感しますよね。



インドは、衛生面でいうとまだまだ「綺麗」だとは言えない国です。

 

インドのトイレ普及率

 

インド国勢調査の2008年のデータによると、

なんと、戸別トイレの普及率は46.9%、野外排泄人口は5.9億人と世界最多という結果でした。



さらには、衛生管理上の問題が大きな原因となる下痢症によって死亡する乳幼児の数も、世界最多だったのです。



このような状態まで、衛生状況をなんとか改善しよう!という

動きをとっていなかったわけではなく、

改善運動は行われていたのです。それでもこの結果…(◞‸◟)



なかなか改善しないトイレの普及率や野外でトイレをする人々の数…

 

・衛生面のリスク(病気)

・安全面(性的被害や事故)

・人権問題

 

このような問題が顕在化する一方でした。



これでは旅行者も安心して過ごすことはできませんよね、、(>_<)

 

実際に、「インドは危ない」「インドは汚い」という印象を持っている人も多いのではないでしょうか。




そこで、2014年に提唱されたのが、

「スワッチ・バーラト」です!

 

ガンジーに倣え!!衛生環境向上宣言!

 

スワッチ・バーラトは、ヒンドゥー語で「クリーン・インディア(きれいなインド)」を意味する政策です。

 

インドのモディ首相は、衛生政策に熱心だったガンジーに倣って、

 

2019年までに、

「約1億2,000万基のトイレを新設」

「野外排泄ゼロにする」

という内容で、インドの衛生環境を向上させることを宣言したのです!



「今度こそこの手で!」とガンディーを模範とする理念を掲げたモディ政権。

 

スワッチ・バーラトの政策が始まってから約4年経過し、

目標を達成、または現状を大きく改善できたのでしょうか。



スワッチ・バーラトによる効果

このグラフはインドにおける家庭のトイレ設置率です。

 

・農村部では、最良レベルのトイレが多い

・農村部でのスワッチ・バーラト実施期間の進捗が大きい

・野外排泄の割合はまだかなり多い

といった特徴がグラフから読み取れます。



JMP ※ によるトイレの5段階評価では、

”インド都市部では元々上位3段階に入るトイレの設置率は90%と高かったが(2015年)、2020年には98%まで達している”

と評価されています。

 

※JMP:

Joint Monitoring programme WHO(世界保健機構)とユニセフの共同監視プログラム

 

なんとこの数値は、先進国の99%に匹敵するほどの数値です!

(しかも、南アジアの平均94%よりも高い!!)



これらの結果を踏まえ、モディ政権は「目標達成」と判断し、スワッチ・バーラトを終了させたのです٩( 'ω' )و



とはいえ、綺麗なトイレを維持するため費用や掃除といった課題も残っているのが現実です。。

これからの課題については次回の記事で解説していきます!

 

魅力的でポテンシャルの高いインド!

 

ぜひ、インドに旅行に行く際には、「スワッチ・バーラト」を思い出してみてくださいね!

 

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